空白の未来。
ただ実際寂しかったりする。
なんだかんだいっても
結局寂しがりの泣き虫。
でも絶対表には出せない。
出しても迷惑するだけだから。
みんなが席を立ち始めたので
あたしも立ち上がった。
そして一人で体操着をとりに
歩き出した…
「まってまって~!!」
正確には歩き出そうとした。
なぜならあたしの前に女の子が
立ちはだかったから。
背は普通ぐらいで
さらさらのロングの髪に
子犬みたいなかわいい目
あたしがじっと見てると
にこっと微笑んだ。