××倶楽部

「ってことは、今日からミーナさんがうちの新ナンバーワン女王様です」


 ってことか…………


「リオ様、大丈夫ですか……?」


「彼女は、この店に入ってからすぐにナンバーワンになり以降ずっとナンバーワン女王様であり続けました。プライドは高い方なので……でも潔さがありますから、大丈夫だとは思うんです。
 が、ナンバーワンが交代となると、店の入り口にある写真を入れ替えないとならないんですよ。大忙しですよ! 町田さん」


 そっちの心構えの話?


「さ、はじめましょう!」


 と、言いながらスーツのジャケットを脱ぐとワイシャツを腕まくりして整頓されたデスクから軍手を二組取り出した。


「ええ? 二人で看板交代するんですかぁ? あれ、けっこう大きいですよね?」


「大丈夫、大丈夫。僕と町田さんは、ナイスコンビネーションですから!」


 社長がニコッと音が聞こえてきそうなくらい綺麗な笑顔を見せてくれると、なぜか私も笑顔になる。


「はい! やりましょうか」


 大きめの軍手をはめると、社長は嬉しそうに私の髪を撫でる。

 まただ! 過剰なスキンシップ!




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