あたしをいじめて何か良いことあるんですか?
あたしの弱気な言葉がお気に召さないのか、プゥッとほっぺを膨らませている真由の顔が目に入る。
あ・・・れ?
怒ってるの・・・?
「ムーリーじゃーなーいー!!いい、唯。あなたと小田原君が出会ったのだって、こうして一緒に二人三脚するのだって、全部〝必然〟なんだよ。運命っ!」
「そんな、大げさだよ。たまたまだって・・・」
「ちーがーうー!!偶然なんてないのっ。この世にあるのは全部、神様が決めた運命なの」
これは、真由の口癖。
偶然なんてない。
あるのは、必然。
全て神様が決めた運命なんだ。