男嫌いのプリンセス



「出会ったのは、財界のパーティーです。俺は財界の人間ではなくて、そこの会場のウェイターだったんですが…」


「私が彼に一目惚れしたんです。この人しかいないって!それでアピールし続けたんです」




美弥さんは海都にぎゅっと抱きつく



やめてっ…!!



私の目から、涙が溢れ出す




海都は美弥さんの頭を撫でる




やめて…


私を撫でる時と同じように、そんな優しく美弥さんに触らないで…




美弥さんはすごく幸せそうだ



顔をほんのり赤くして、海都に抱きついている



……海都が本当に好きなんだっていう顔をしてる




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