男嫌いのプリンセス



そんな話をしながら、みりいと帰った



もちもん、帰り先は会社のビルだ




「ただいまー!」

「おかえり」



みりいが元気よく社長室に入ると、おばさんがにこりと笑って迎えてくれた




「海都くん、仕事たまってるから、悪いんだけど頼める?」


「はい。やります」




俺はすぐに仕事に取りかかる為に準備し始めた




準備をし終えて、みりいにの方を向くと、寂しそうな顔をしている



分かりやすいな



まぁ、可愛いけど




「みりい、夜にはまた会えるから。ちょっと待ってな」



俺がそう言うと、みりいは勢いよく俺に抱きついてきた



「早く戻ってきてね!!」



そんな可愛いことを言うみりいの頭を撫でて、俺は部屋を出た









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