男嫌いのプリンセス



「あ、海都。…優衣、ちょっと待ってて?」



「はいはい」




私は席を立ち、海都のところに向かった




「どうしたの?」


「放課後、先生に頼まれ事されたから、遅くなる」


「そっか、分かった。じゃあ私一人で帰るよ」


「アホか」





アホ!?




「また追いかけまわされんだろが。平井さん呼べ」



平井さんっていうのは、会社の秘書をしてる人



なんだけど…




「やだー…平井さん、男だもん…

海都いないんでしょ?」




そう、男なんだ




今まで何回か送り迎えを頼んだ事があるけど


それはいつも海都が一緒にいたからで…




「平井さんがお前を狙うわけねぇから。そんな事したらクビだ。

大丈夫だから、平井さん呼べよ?」




「………分かった…」





ホントはヤダけど…




「俺も帰りにお前ん家寄るから。じゃ」




海都は教室に戻っていった



< 58 / 285 >

この作品をシェア

pagetop