ゆきんこ
それから



数分経って……、







また、メール。







また……、文人だった。






「……心配性……?」








彼が送ってきたそのメールが……、




ズシンと胸に響く。








 あいつが言ったことは

  もう、気にするな。













私は携帯を閉じて……




部屋の窓をガラッと開ける。



凍結しているのか……



途中までしか開かない。


冷たい空に吐く息は白く…、ふわりと次第に広がっていく。




冬の寝れない夜長は……





音すら、聞こえない。





静寂に包まれた……




寂しい、暗闇。








けれど……



次から次へと落ちてくる雪が、小さな明かりになって。







こんこんと……



私の心の中を、照らす。






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