【短編】放課後は秘密の場所で。
嘘…

見てくれてたんだ。


端に飾られていた私の大好きな作品を。


亡くなったおばあちゃんが花が好きだったから、感謝の気持ちを込めて一生懸命描いたんだ。



だから…嬉しい。


彼が私の作品にそんな思いを抱いてくれてたなんて。



「…ありがとう。なんか今凄く
心がね不安定だったの。
作品を描くことからに逃げてたの。

でも…やっぱり描きたい。
絵が好きだから」



「…うん。楽しみにしてる。
宮原さんの作品」




「ここって…普段誰も来ないの?」







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