君という海に溺れる
Prologue






喧騒に溢れた街
すれ違う視線さえ煩わしくて
目を閉じたまま
アスファルトの迷宮に取り残された


雑音の中で耳を掠める
風に乗っていたmelody


全てを諦められるほど大人になれなくて

投げ出せるほど 子どもではいられない


中途半端な僕に出来ること

痛みに歪む世界でも
君の為に生きよう






< 1 / 296 >

この作品をシェア

pagetop