君という海に溺れる

見つけた出会い






初めて訪れたはずのその場所で、聞き慣れたあの音を聞いた。


それはまるで引き上げてくれる手のひらのように力強く、涙が出るほど暖かい音。



塞ぎ込んだ世界に見えた小さな光。




< 24 / 296 >

この作品をシェア

pagetop