君という海に溺れる
story 2 雨の降り積もる場所




見失ってしまったのは道しるべではなく進むための舵。


何処に置いてきたのかさえ思い出せなくて。


大波に煽られ船は行き先を失った。


光りさえ見えない暗闇が続く。


そんな場所で、貴方は幸せの在処を照らしていた。





story 2 -雨の降り積もる場所-




< 70 / 296 >

この作品をシェア

pagetop