Love♡LDK Ⅱ

そんな時だった。

1人の女の人がこちらに近づいてきた。

見慣れない人だ。

「あの、CDください」
「あっ、はい!」
「とても素敵な曲でした。 ファンになります」

太陽が女の人にCDを手渡す。

その人はにこっと笑って、そう言った。

俺らにとっては、とても嬉しい一言だった。

たったの1ミリかもしれないけど。

今の俺らからしたら、大きな一歩だ。
< 526 / 680 >

この作品をシェア

pagetop