溺れる唇

埃の付いたスカートを払って。

ふと見ると、
女子用トイレの鏡に映った自分は、
なんだか、疲れて見えた。

口紅の落ちかけた唇に触れてみると、
少し、指先にひっかかる皮膚の感触。


・・・カサついて、少し荒れた唇。





こんな唇に、キス、されたんだ。





その事実に、落ち込む私。



< 105 / 344 >

この作品をシェア

pagetop