無口な上司の甘い誘惑~究極の恋~
会社の前の道路に横付けされた車。

・・・

どこかで見たことがあるような・・・

・・・・・あ。

車から降りてきたのは、

・・・そう、誠之助さん。


「どうしたんですか?こんなところで」


「もちろん、食事のお誘いに」

私の質問に、

紳士的な態度で誠之助さんが言った。

『おいしいご飯期待してる』

・・・

メールの言葉が頭をよぎる。


「今日はちょっと用事が・・・」


「急用じゃないなら、行こう」


押し問答してると、

通行人やら、会社から出てきた人たちが、

ジロジロとこっちを見ている。

・・・

私は大きなため息をついた。
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