【完】君と流れ星を。
あれから、先生とは一度も話していない。


先生は部活にもあまり顔を見せなくなって、月曜日も準備室にいることはなくなった。

唯一、水曜日の授業だけが先生をゆっくり見ることのできる機会になった。




どうして。



私は、ただそれだけを聞きたかった。

私のことを嫌いでも構わないから、ちゃんと理由を話して欲しいって。



私のことなんてどうでもいいなら、からかっただけだって言って欲しかった。
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