【完】君と流れ星を。
それなのに──


「で、先生とキスした?」


「……!!」


突然の単刀直入な質問に絶句する。

ここが私の部屋でよかった……絶対、顔真っ赤だもん。


「も、もしかして…それ以上の関係に?!」


私は首を左右に大きく振って否定する。


「あはははっ、冗談だって!ちょっとからかっただけ。ははっ、紗奈、涙目だし」


「うー……」


先生だけじゃなくて千尋にまでからかわれるなんて。
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