社長!好きです!
「ストーカーか・・・
あいつならあり得るな。」


へっ?


「あいつは、子供のころは僕の後ばかり付いて歩いて・・・

終いにはトイレまで付いて来て

入れなかったら大人しくどこか行くかと思えば
トイレの前で待ち伏せだ。」


「それは・・・落ち着きませんね。」


出るものもでなさそう・・・


「甘やかされて育ったから

全て自分の思うままになると思ってる。」



「そうですね。

言っても聞いてないですし・・・。」



「ああ、人の話を聞かないのは
あいつの特技だな。」



「でしょうね。」



二人して顔を見合わせ笑った。




なんだろう?心が通じた瞬間?



社長のその笑顔

私には初めてじゃない?


社長にもちゃんと分かってもらえた?


少しは関係が改善されてきてるの?



そう思ったのに・・・




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