社長!好きです!
びっくりして目を見開き
目の前に社長の顔―――
社長の唇が私の唇を塞いでた。
怒ったように激しく強引なキス
息もできない
ほとんどそのままされるがままで
思考回路も停止
「この口が嘘をついたのか?」
途中で社長が唇を放し言った。
頭ん中までシビレてる。
訳がわからない。
でも
自己防衛本能
両手を前に突き出し
社長を思いっきり突き飛ばし
「全部無かったことにしてください!」
今度こそ逃げた
自分の部屋に
社長は追って来なかった。
「ああ・・よかった。」
そう言いつつも
どこか残念に思う自分に
呆れる