社長!好きです!
裏の裏は・・・?
「好きなんでしょ?

だったらOKすればいいじゃない?

何が問題なの?」


――――


社長室から飛び出して

偶然会ったのは笑美花で

そのまま定時を待って私たちは飲みに来た。



「だって問題だらけじゃない?」


これまでの経緯を笑美花に説明し

笑美花が社長から何を企んでいるのかを探ってもらえないか




密かに期待


してた・・・


けど



「はぁ・・どいつもこいつも」


笑美花は呆れたようにため息ついて

空になった私のグラスにビールを注いで

私がすぐに代わろうとする手を止め


そのまま自分で自分のグラスになみなみと注ぎ


グイッ!と


あっという間に一気飲み




笑美花の方が何かあったの?


何だか・・・

頼めるような雰囲気じゃないような気が・・・



「好きと言ってくれないとか

そんなの多く求め過ぎじゃないの?」



笑美花・・・怒ってる?

私に怒ってるの?



「あ~、なんかムカついてきた!」


ドン!とグラスをテーブルに置く笑美花


えっ!?


急に

ってゆ~か


すでにさっきからだけど


ガンガン飲んでる笑美花



「ちょ・・笑美花ってば飲み過ぎ・・」



ピッチが早い!


私もさすがこれはいけない状況だと


察知


した・・・が



遅かった。。。





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