社長!好きです!

コンコン!

ドアをノックする音がして


「どうぞ。」


と社長が言うと



「失礼致します。会長、お時間になりました。」


会長の秘書らしきいかにも有能そうな背の高い男性が呼びに入って来た。



「ああ、分かった。今行く。」


私が否定するよりも早く

会長は立ち上がり


「じゃあ、次に会うのは二人の結婚式だな。

楽しみにしてるよ。」


そう言って



ちょっと

ちょっと

ちょっと待ってください!



「か、会長!」


咄嗟に呼び止めた


けど



「ああ、見送りは結構。

久利生さん、体を大事にしてくれたまえ。」



そんなぁ・・・

会長



私の困った顔になんか気付かずに

ただ嬉しそうに言って



会長


行ってしまった・・・



そんなぁ・・・

ちょっと

ちょっと待ってくださいっ!!




< 846 / 1,000 >

この作品をシェア

pagetop