【完】夏休み最終日、図書館で会いましょう。


達也くんがニコッと笑った瞬間、溜まっていたものが溢れ出た。



「達也くんのバカ!どうして…ヒクッ…何で急に…いなくなったの…?」


泣いたのなんて、いつぶりだろうか。涙が全く止まらない。


「ごめんなさい。でも、あのまま先生続けてたら、あのまま薫さんのそばにいたら…僕、何するかわかんなかったです。」


…それは、理性がどうとか、そういうこと?



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