見上げた空、願いを込めて



俺が言いたいのはそう言うことじゃない



ホントに面倒なのがくっついてきたな、と思いつつ、特に気にせず俺は歩きだす




腕を絡めているのだからもちろん女も横をついてくる



「ね、ね?」


そう言って俺を呼び掛けるから仕方なしに顔をそちらへと向ければ、上目使いで笑っている女の顔


ああ、やっぱりか…なんて思いつつ俺の足が向かうのは…





「今日あたしの家、だぁれもいないんだ」




楽しそうにそう言う女の家だった








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