見上げた空、願いを込めて



―――――――



自然と口を開けて出てくるあくびに従いながら、タラタラと土の上を歩く



ジャリジャリと音を引きずりながら、重たい一歩を前に出す




昨日は祐斗の買い物に付き合ったはずが、いつの間にか女と合流し、そのまま流れに従い続けているうちに女の家に行き、深夜まで過ごすこととなってしまった




そのため、非常に眠たい



運動会の砂の上を歩いて、熱いアスファルトの上を歩く



夏がすぐそこにある今、暑さが更に感じられるようになってきた


< 62 / 63 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop