君へ届け




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……おか…さんっ!お母さん、お母さん……っ



何度叫んでも、お母さんはもう





あたしを抱きしめてくれなかった。


ぐったりと血濡れて冷たくなっていくお母さん。



気づいたら、言葉を失っていた。




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