文目剣術部【弐】

「「凪ぃ~っ!!」」

「何で…何で僕叩かれたんですか?」

「触ってないのに」と半泣きでうずくまる凪のもとに長水と天宮城が駆け寄った

「おい胡蝶!うちの後輩に何すんだよ?!」

「触ってきたから防御しただけですわ」

「えっ?!胡蝶だったのかよ?!あの時の!」と今頃気づいた天宮城は目を丸くしている

「天宮城今頃気づいたのかよ?!つか胡蝶!あいつお前に触ってないだろ?!」

「あの子の髪が私の美しい肌に触れましたわ」

その場でビーチバレーしていた男子達は同時にカッチーンとイラついた

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