クズレタ果実【完】
頷き、家路に着く為に校門を潜る私の前に、倫子が現れた。



「バイトは?」



「“遅刻する”って、連絡しといた」



怒り顔の倫子に、私は全く理解が出来てなかった。

でも、「教師は敵じゃないの?」と訊かれ、冴嶌との事を見られたと感じた。

しかし、あそこは防音になってるから、隠せる。



「敵でも、親が金持ちそうだったから、ヤらないか誘っただけ」



シラを通す私に、倫子はあっさりと信じてくれた。
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