死神と私の人生ゲーム



「うわっ…」



急に夢の中の人物が現れたせいで私は大きな声を出して体をのけ反らせる。



「おやおや…今更驚くんですか?
貴方と私は初対面ではないでしょう?」



「じゃあ…あれは夢じゃなくて現実だったってこと?」



「勿論です」



―――じゃあ、コイツはやっぱり死神なんだ。



全部夢だったら良かったのに…



「感傷に浸る暇はないですよ…貴方には時間がないんですから」



「……一ヶ月だっけ?」



「ええ、そうです」



死神は終始にこやかに口元に笑みを浮かべていて至極楽しそうだ。



コイツにとってはリスクのないゲームだからちょっとした遊び程度の気持ちなんだろうけど…



私にとってはハイリスク、ハイリターンの人生を賭けたゲーム…




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