世界が逆転した日
明宏はそんな俺にも優しくしてくれる。




料理とはとても言えないような物体も、文句も言わず食べてくれる。

服をだめにしてしまったら、ちょうど捨てようと思ってたんです、と言う。

部屋を散らかしても、少しくらい汚くても死にはしません、と言ってくれる。





明宏は本当に優しいんだ。

俺はあんなに優しい人は、明宏しか知らない。


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