世界が逆転した日
来たのはいいんだけど、何を買えばいいのか分からない。


ブラにはサイズというものがあることを忘れていた。

どうしよう...、俺、サイズなんて知らないよ。
助けて、明宏。



「よろしければ御試着もできますのでねー。」



ひっ!!

なんだ...、店員か。

いけないことをしている気分になってしまって、
必要以上に緊張してしまう。


こんなんじゃだめだ!
今の俺は女の子なんだ!
何もやましいことなんてないんだ!!

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