Seasons
先生なんて所詮周りの大人と同じ。




遠藤は少し派手な生徒。


遠藤もその友達も先生から疎ましく思われている奴らばかりだった。




その事を気にして人目につく所じゃ話しかけても遠藤は素っ気なかった。





封筒を持ってる鞄に入れて、地図を見た。






ずいぶん遠くから通ってるんだな。



駅を出て歩いてると…



「川村ぁ〜!雪乃ん家行くの?」


後ろから遠藤の友達の『大崎侑奈』が走ってきた。
茶色い巻き髪が揺れてる。


「担任にさこれ渡してこいって頼まれてさ。」




学校では、周りは怖がって近寄らないし話しかけない。


だけど俺はいつも普通に話しかけてた。


《見た目で判断するような人間にはなるな》って言われて育ってきたから。
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