Seasons
同士
放課後、遠藤の周りにはクラスの女子が集まっていた。


「ゆきのん」って呼ばれ俺は笑ってしまった。
それを見ていた遠藤は


「大和笑いすぎだよぉー」


クラスの子も笑っている。


「ゆきのん、また明日ね!」



照れながらも嬉しそうに手を振る遠藤。




誤解が解ければみんな普通に接してくれる。


一人で過ごすのは孤独だし寂しい。





「大和のおかげでクラスの子と初めてあんなふうに話したよ。」



「じゃあ行きますか?雪乃さん」


名前を呼ぶだけでドキドキしてた。




「初めて名前を呼んでくれたね。」


雪乃の笑顔が嬉しくて、

頭をポンってした。
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