愛するということ
「瞬、今日もう終わり?」

「うん、でもアトリエに寄って行こうと思って」

「えーまたぁ?随分ご執心ですこと。じゃあ、またね」




「うん、バイバイ」



ひらひらと後ろ手を振って去っていく友人
その上から、ハラハラと桜の花が降りそそぐ。




上を見上げると、木々の間からキラキラと陽の光がさしている。






私は、アトリエへ向かう足を速めた――

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