【完】愛の価値



コーヒーは1年前の私たちがいつも飲んでいたもの。

伊月は特にコーヒーマニアだったのだ。


ブラックコーヒー=伊月


というイメージが浮かぶくらい…。



「はい。」



コトンと置かれたピンクのカップにはまさかのブラックコーヒーが入っていた。


「ブラック苦手?」


「ううん。大丈夫だよ。」


「何か変だけど…これからもよろしくな!」


「うん!よろしく!」


私達、こんな関係は嫌なのに…



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