【完】愛の価値
再び繋がる絆
「美途…大丈夫か?」
私は由綺の家へ戻り、由綺から渡された紅茶で温まる。
「うん…でも私が悪かったよ。誤解させちゃったし。」
「あいつに本当のことを話したらあいつ戸惑ってたんだよな。」
「やっぱ私は伊月が必要なんだね。」
「ん?」
「愛って永遠なんだよ。」
「永遠?」
「過去に本当にお互いを愛していたなら、離れても遠回りしてまた結ばれる。」
「愛ってすごく大切だよ。」
私は由綺にそう微笑んだ。
由綺はそれをみて私を抱き締める。