君と見上げた空【完】

エスカレート

「おはよう蝶」


「おはようっ」



私は次の日、元気良く起きた。だって
お母さんが朝ご飯作ってくれるんだもん。



「ねぇ、蝶…」


「何?」



「朝ご飯のことなんだけど…」



「朝ご飯がどうかしたの?」



「ごめんね!!失敗しちゃったの」



「えっ?」



私は驚いてキッチンを見ると…
そこには無惨な姿の目玉焼き?と
黒こげな野菜たちがあった。


お……お母さん料理苦手だったんだ。




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