君と見上げた空【完】

空の異変

今日は日曜日!快晴!そして空と
デート!

ということで私は待ち合わせの時計台
に来てるんだけど……

空が来ない…

普通のカップルならそこまで心配に
思わないかもしれないけど私たちは
違う…


…もしかしたら途中で倒れて…

そんなことさえ頭によぎる。


私は心配になって空に電話してみた。


プルルップルルッ


……『只今、電話に出ることができません』

私はため息を吐いて電話を切った。




それからまた30分が経過したとき…


「蝶ッ!!」

私を呼ぶ声が聞こえた。この声は
紛れもないあの人、そう…

「空!」

の声だった。


「ごめんな遅くなって…!」


「もう、心配したんだから!!」


「ちょっと寝坊してな…」

私はそうと聞いてホッと胸を撫で下ろした。

「まぁとにかく、空が無事で良かった」

私はそう言って首をかしげながら
微笑んだ。



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