【完】彼氏捨てます!Part2
「…………ごめん、白木さんの言っている意味がわからない」
大輔くんは私の手首をギュッと握ると
真剣な表情で真っ直ぐ見つめてきた…けど、目を合わせて喋ることなんて出来ないから
「だ、大輔くんはっ…ヒック…すっ素晴らしっ…い人だから…グスッ」
目を逸らして、下を向いて手の甲で涙を拭った
「白木さん。俺はそんな素晴らしい人間じゃないよ?」
「グスッ…素晴ら…しいよっ…だから…ヒック…し幸せに…」
「あのさ、幸せって他人が決めるものじゃないよね?
俺の幸せは白木さんの傍にいることなんだけど?」