隣に住んでいるのは先生で……。



「だから……ぜっ……」



そして、私の言葉を遮るように言った。



「俺が今日から教えるから、絶対高得点採れよ!」



高得点!!!



数学って……。一番苦手な教科なのに………。



「採れるように頑張るよな?」



「は……い」



軽く脅された私は、とりあえず「はい。」と返事をするしかなかった。



第一印象とはガラリと変わって、全く優しくてカッコイイ先生という印象はどこに消えたのやら……。






すると、突然……



「その代わり……」



「その代わり……?」



「高得点採れたらご褒美をやるよ!」



「ご……ご褒美……って?」



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