隣に住んでいるのは先生で……。
さっきからお姉ちゃんは私に妙な話をしてくる。
「じゃあ………直哉は?直哉のこと覚えてないの………?」
「えっ………?」
先生が私に何の関係が………?
「だって、直哉が綾子って呼んでるじゃない………」
えっ………?
何か理由でもあるのかな?
「それは先生が突然、私のことを綾子って言ってきて………」
その途端、お姉ちゃんははぁ………っと大きな溜め息をついて言った。
「ダメかぁ………」