隣に住んでいるのは先生で……。



すると、先生は立ち止まって振り返り……



「しちゃいけなかった…?」



えっ……!?



「キスしたいからしただけ、ただ……それだけのことだよ………」






それだけのこと……かぁ…。



先生は私のことをただの一人の生徒としてしか、初めから見てなかったんだ……。



ガタッ



突然、エレベーターのドアが閉まった。



まるで、私たちの間を裂くように……。



でも……



先生から言い放たれた言葉とは反対にキスはとても優しいものだった。



私はそのことが忘れられなくて、しばらく涙が止まらなかった……。



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