隣に住んでいるのは先生で……。
第3章

二人っきり!?




テストの数日前……






「おはよう!って……どうしたの…?」



突然、真奈は私の姿を見て声を上げた。



「………おはよう。
テストが近いっていうのに問題が全然分からなくて………」



「だからって……そんなにボロボロなの……?」



「……あはは。
……うん、あんまり寝てないんだ………」



テストが近いっていうのに、私の頭の中は先生のことでいっぱいで、夜も眠れないほど……。



何故、私のことであそこまでしたのかがどう考えても分からない……。



先生のおかげで、私はあの日遅刻しなかった。



先生がいなかったら絶対遅刻してたよ……。






……って!!!



また先生のこと考えてる……。



こんなことじゃあいけないのに……。



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