音姫と4人の仲間たち♪

夢学名物☆特別ステージ


≪それでは皆さんお待ちかね、音楽科代表者による演劇の開幕です!≫

司会者のその言葉にわっとわきあがった客席。

あたしは緊張を隠せないでいた。

「美鶴、大丈夫。胸張っていこう!」

「うん!」

すっと息を吸い込んだあたしは笑顔で返事を返した。


「こんにちわぁ!」

「おう、アリア。今日も元気だな!」

「うん!今日もとってもハッピーだからね」

あたしは元気よく歩く。

アリアという活発な女の子になりきって・・・。

この劇は少人数だからその分、脇役まであたし達自身で演じなければいけない。

だから町のおじさん役とかを皆がやってるとそのギャップに笑いたくなっちゃうんだよね。

ずいぶん美形でお若いおじさん(おばさん)ですことってかんじ。

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