青空バスケ
ぶつかる二人の視線……。
何とも言えないような重たい空気に、いつもは騒がしい先輩達も静かに二人を見守っていた。
「相変わらずバスケ馬鹿らしいな、大和」
「……お前とは違うからな」
「……そうだな。
俺とお前は違うな」
「俺はお前みたいに約束を破ったりしない。
……仲間を裏切ったりしない」
大和の目が更に鋭くなった。
……マズイ。
このままじゃケンカになりかねない。
「青桜……か。
決勝でウチと当たるな。
ま、勝ち進められればの話だけど」
「お前……っ」
まるで勝ち誇ったかのような言い方で青桜を貶すアキ君。
これには先輩達もムッとした。
「あれ?大和怒ってんの?
でも、もしウチと当たっても大和が勝つ可能性は低いけどな」
違う……こんなのアキ君じゃない……。
アキ君はこんな風に人を蔑んだりしない……。
「だってお前、俺に勝ったこと一度もねぇじゃん」
先輩達がはっとした顔で大和を見る。
大和は何も言わずに……握った拳を震わせていた。