男子高の女子高生!!!!上
「綾香」

「あ、海斗?」

「うん」

「どこ?」

「今そっちに向かってる」

俺は昨日約束した公園で綾香と会っていた。

「綾香」

「海斗っ」

綾香は俺に抱きつく。

俺は動かないまま時がたつのを待った。

「どうしたの、海斗」

俺が抱きしめ返さない事を不思議に思ったのか、綾香は俺から離れる。

「綾香。俺・・・好きな奴が、いるんだ」

「え?」

「ごめん」

綾香は少し黙った。

「ねぇ、なんでよぉっ!!!!海斗、なん・・・」

いつの日かのように声を張り上げる綾香。

だけど、綾香はまた黙った。
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