ブラック王子に狙われて①



駅前広場に到着すると、



!!!!!




「絢、2人とももう来てる」

「………うん」



どどど、ど、どうしよう。

彼を待たせちゃったよぅ…。

機嫌悪くなってないかなぁ?


やっぱり……お仕置きされる?





「ごめんなさい。遅くなって…」

「す、すみません」



ゆずはニコッと笑顔で。

私は棺桶に片足突っ込んだ気分で。




「俺らもさっき来たとこ。えーっと、佐伯さんだよね?」

「はい!!佐伯柚子。“ゆず”って呼んで下さい」

「俺、小金井 優。じゃあ、俺の事は“ユウ”で」

「はいっ!!」




2人してテンション高っ!!

私は隣りのブラック王子に視線を……




< 49 / 150 >

この作品をシェア

pagetop