ブラック王子に狙われて①
「手作り?」
「はい」
「マジで?」
彼は何やら嬉しそう。
こ、こっ、これは貴重じゃない?
普通に笑顔だよ!!
ん?
もしかして、甘いのが好きなのかな?
この間もプリン食べてたし。
「コレ、お前じゃ無くて母親?」
「え?……はい」
「へぇ~」
!!!!!
しまったぁ……。
下僕だったら、自分で作んなきゃマズくない?
あ―――どうしよう。
私が作ったって言えば良かったよ。
「食っていい?」
「へ?………どうぞ」
彼はケーキの箱を持って、部屋を出て行った。
フゥ~緊張する。