さくらいろ
こんなに笑うの、いつぶりだろう。
心の底から毎日が楽しいと思えるのは、いつぶりだろう。
胡桃といる毎日も、美夏といる日々もすごく楽しいんだけど。
やっぱり…この胸の高鳴りは、そういうものとは違った。
どきどきして、苦しくて、だけどどこか心地よくて。
早く明日がくればいいのにって思う。
神木くんに渡されたチロルチョコを見ながら、そんなことを考えた。
もったいなくて、
たぶんずっと食べられないんだろうな。
このチョコレート。