狼君逹のお姫様【完】
~第Ⅴ章~

私が…柚菜を殺した…

あれは…私が中学2年の時だった。


その時、柚菜は小学3年だった。


ある日私と柚菜は二人で買い物に行っていた。


「お姉ちゃん♪あれ見てー!!」


柚菜は私の服を引っ張り指をうさぎの人形に差した。


「うん♪可愛いね♪欲しいの?」


私がそう言うと柚菜は大きく首を立てに何回も降っていた。


「わかった♪買ってきてあげるからあそこで待っててね?」


私は近くにあったベンチを指差した。


「はーい♪」


「はい♪柚菜♪」


私は買った人形を柚菜に差し出した。
すると柚菜は笑顔で「ありがとう♪お姉ちゃん♪」と言った。


「もう遅いし帰ろっか?行くよ?柚菜♪」


私は柚菜の手を握り家に向かった。


「ふふ♪」


柚菜はとても嬉しそうに人形を抱いていた。
良かった♪



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