恋愛温度(番外編も完結しました)
「もっかいしようか?」

朝日の中、色っぽく誘う和司の顔に、

見とれながら、

骨抜きになっている私は、

黙ってコクコクと頷いていた。

驚いたように、目を見開いた和司は、

悪戯そうに笑い、


「素直な結花、可愛い。」


そういうが早いか、ベットの上に組み敷いた。

いつものク-ルな私は一体どこに行ってしまったのだろう。

和司がそうであるように、私自身も驚く程、

従順に和司を受け入れていた。

恋愛温度差がないというのはこういうことなのだろうか。


「あ…」


和司の的確な責めかたに、

彼の体にしがみつき

快感の波にのまれた。


「か.ず.し…アイシテル」

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