*冷やし中華はじめました*
「んじゃ、活動は最大19時までだから。何かあったら、顧問の俺に聞いてくれ、それじゃ。」
―――ガラッ…ピシャン!!
って…この部室に女子一人はキツイよぉ~~~。
無理、無理、無理、無理!!
「あっ…待って下さい!!
本郷先生!!」
―――ガラッ…ピシャン!!
「ん?どした?鈴木。」
「あ、あの!!あたし、やっぱり違う部にしてもいいですか?」
「家庭部、気に入らないのか?」
だって、女の子しか居ない部活を選んだのに…。
「あたし…男子の中に一人っていうのが…ちょっと。」
「ん~あいつらは色々と訳ありだけど、悪い奴等じゃないぞ?一週間は仮入部でいつでも辞められるんだし、一週間だけ試しに行ってみたらどうだ?」
「…………」
「じゃ~俺は戻るぞ!!
鈴木はそろそろ、羽倉から呼び出しじゃないのか?」
「あっ!!そうかも!!
と、とにかく一週間だけなら頑張ってみます。」
一週間だけ…だしね。